心の中の色紙

f:id:mizuumi_no_asa:20160303210930j:plainあの素晴らしい時間を、言葉にすると安っぽくなってしまうと思うのだけど、忘れたくないから残します。

誰もが、"旧andymori"を意識していたと思うし、それは仕方のないことだと思う。だけどそこにいたのは、(当たり前なんだろうけど)"旧andymori"じゃなかった。

単なるツインボーカルじゃない、完璧なバランス。今までandymoriに感じていた危なっかしさ、というのをALでは感じなくなっていた。

壮平が「ようこそ」と言った、その瞬間からもう涙があふれそうだった。わたしは、大樹のドラムを叩く姿を初めて生で見たのだけど、あの叩き方は、目が離せなかった。大樹は最後立ち去るとき、ほんとうに小さく頭を下げていて、ぜったいに見えないのだけどこっちまで小さく頭を下げてしまった。

壮平が鈴を鳴らしていた姿はなんだかシュールでちょっと笑っちゃったけど、それでも切り取って絵画にできるくらいうつくしかった。寛は、いつもヘンテコな服を着てる気がする。そこが愛らしいよ、とも思う。あと、知之が居てくれてよかった。知之がメインでうたっていた「15の夏」、めちゃめちゃ良かった。

気付いたら、ぼうっと口をあけて聞き入ってしまうような、そんな時間だった。そりゃぽかんともするよな。4人で歌う、というエネルギーが大きすぎた。あるいは賛美歌のように、美しさを持って。

これこそ陳腐な言い方でいやなんだけど、どこにも行けないわたしが、壮平の声でどこまでも連れてってもらえるような、そんな気がした。

いつまでも、自由に彼らが音楽をやってくれたらいいな